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ゲルソン療法

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現代の医学では、未だ根絶治療をできかねている"ガン"という病に対し今から40年以上も前、食事療法によって驚異的な治癒率を誇る医師がアメリカに存在した。
マックス・ゲルソン博士(Dr.Max Gerson 1881-1959)。

ガンの正体は腫瘍など局所的なものではなく、患者自身の細胞がガン化してしまう原因、 すなわち全身の代謝障害であると考えたゲルソン博士は、その経験をもとに独自の 食事療法を確立した。
当時は科学的な根拠が不明確であったため、医学界には受け入れられず主流から外れてしまった『ゲルソン療法』だが、 現在ではその根拠が徐々に解明されつつある。

かのシュヴァイツァ博士をして 「ゲルソンの中に医学史上、最も傑出した一人の天才を見る」と言わしめ、また「ゲルソンの治療によって治癒した人々が、彼の考えの正しさを証明するだろう」 と予言させた。


ゲルソン療法の特徴

ゲルソン療法は食事療法である。
ガンを助長する食品を一切排除し、自然な食物の様々な栄養素をバランスよく摂取することによって人間が本来持っている身体の機能を高め、 病気を排除しようとするもの。
特に目立った特徴としては次の4点が挙げられる。

1. 塩の禁止

正常な細胞内にはカリウム、細胞膜の外にナトリウムが配置され水の受け渡しを行っている。

ところがガン細胞内には本来入るはずのないナトリウムが大量に入り込み『浮腫』状態になっている。 細胞内からナトリウムを排出するため、食物中のナトリウムを極力減らし、カリウムを多く摂取する。

2. 脂質の制限

限りなく増殖を繰り返すガン細胞は、細胞膜の原料となるLDLコレステロール(悪玉コレステロール)を大量に必要とする。
そのため、LDLの原料となるほとんどの油脂がゲルソン療法では禁止されている。

唯一許可されている油脂は、αリノレン酸(n-3系多価不飽和脂肪酸)。
αリノレン酸はHDLコレステロール(善玉コレステロール)の原料となり、余分なLDLを回収する役割を果たす。
αリノレン酸の摂取には亜麻仁油が推奨されている。


3. タンパク質の制限

タンパク質は多すぎても少なすぎても免疫力を低下させる。
脂質との絡みもあり、動物性食品は原則として禁止されている。

4. 大量の野菜ジュースの摂取

植物に含まれるビタミン、ミネラル、酵素、生理活性物質を摂取するため、大量の野菜 ジュース(ニンジン・リンゴジュース、青汁など)を飲用する。

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